対象オブジェクトの縦横2倍(面積4倍)にピクセルサイズ変更して書き出すことでRetinaへ対応が可能となる。
対象はパスで描かれているオブジェクト(ベクトルデータ)に限る。
フォント、矩形、図形などのパスで描かれているオブジェクト(ベクトルデータ)は、解像度/品質を損なわずにピクセルサイズ変更できる。
BMP、JPEG、PNGなどの写真、イラスト画像のオブジェクト(ビットマップデータ)は、ピクセルサイズ変更で解像度/品質を損なうため、Retina対応できない。
「ベクトルデータ」または「ビットマップデータ」の区別は、Fireworksのダイレクト選択ツールで、対象オブジェクトを選択して、プロパティ表示を見て判断する。
プロパティ表示に「ビットマップ」と記載されていればビットマップデータとなる。
液晶画面上の見た目(画像の荒れなど)はあてにならないので、必ずプロパティ表示を確認する。
理由は、ドライバ、OS、ソフトウェア、レンダリングなどの要素が介在するので正しく描画されているとは限らない為。
[確認手順]
→ダイレクト選択ツールで対象オブジェクトを選択する。
→オブジェクトのグループ化を解く。
command+shift+G
→さらに、ダイレクト選択ツールで対象オブジェクトを選択する。
→プロパティに「ビットマップ」と記載されていないことを確認する。
command+F3 プロパティ表示ON/OFF(トグル)
[操作手順]
→対象オブジェクトを選択ツールで選択する。
→「数値を入力して変形」で縦横2倍(面積4倍)にピクセルサイズ変更する。
command+shift+T
→いつも通りスライスツールで画像をスライスして書き出す。
以上で完了です。
[確認環境]
Mac OS X 10.9 Mavericks
Fireworks CS4 10.0