[Excel]データテーブルで試算・分析を行う

[概要]
様々な条件同士の計算結果の一覧を、簡単な操作で作れるようになる。

データベース機能を使って、複数の条件を変更して、試算や分析を行い、最適な選択肢を比較検討する。
感度分析、What-If分析を行うためのツール。

[例]
・借入額と返済期間の条件を様々に変えた際の月々の返済額を調べる。

・様々な条件のうちの1つを使った、試算結果例の表
・様々な条件を行列に配置した表
の二つを用意する。

・ 試算結果例の表
B2とB4に条件の一例を入れる。
B1は=-PMT(B3/12,B4*12,B2)とローンの利率計算の関数を入れて月々の返済額を出している。

AB
1月々の返済額¥29,524
2借入額1,000,000
3金利4%
4返済期間3

・ 様々な条件を行列に配置した表

ABCDE
5借入額
6=B11,000,000 1,200,000 1,400,000
7返済期間(年)2
83
94

上記のような借入額と返済期間を並べた表を用意する。
B6にはそれぞれから求めたい計算結果となるB1を入力する。=B1と入れるか、数式そのものをコピーする。
A5からE9の表全体を選択し、データタブ→What-If分析→データテーブルをクリック。
行の代入セルにB2、列の代入セルにB4を絶対参照で入力、セルをクリックして選択の場合は自動でなる。
以下のように自動的にそれぞれの場合の返済額が表示される。

ABCDE
5借入金額
6¥29,5241,000,000 1,200,000 1,400,000
7返済期間243,425 52,110 60,795
8329,524 35,429 41,334
9422,579 27,095 31,611

これを見て、月々4万円以内の返済で、出来るだけ短い期間で返済できるように借りる場合は、120万円まで借りられる。
月々4万円以内の返済で 、借入額を最大にしたい場合は、4年で140万円が最適
といった検討ができる。

B6には 試算結果例の数値が表示されてしまうため、見た目が気になるのであれば文字色を変えて見えなくする。

[条件が1つの場合]
データタブ→What-If分析→データテーブルをクリックの際に条件が複数になる片方だけを代入セル指定することで、条件1つの変化だけをデータテーブルにすることも可能。

[注意点]
データテーブルの条件が多い場合、計算元の表の数値を一つ買える度に大量の計算が行われて重くなる。
その場合、数式タブ→計算方法の設定からデータテーブル以外自動にチェックを入れて、自動計算を切る。
手動で再計算するには、計算方法の設定の右隣にある再計算実行ボタンをクリック。

参考
https://www.crie.co.jp/chokotech/detail/346/
Excel最強の教科書